2012年3月18日日曜日

Today for Tomorrow


こんにちは!


今日は、
HIV+childrenの子供たちのニーズ調査のためのヒアリング活動について報告しまーす☆


Childline Ugandaの大きな活動の一つとして、
*To identify vulnerable children who are HIV+, orphans, abused and follow-up them.
というものがあります。

わたしが任されたのがこのproject
名前は、~Today for Tomorrow

かっこいいでしょ(笑)
私がつけたんじゃなくて、ジェビーがつけたんだけど(^o^*


で、このprojectとしてHIV+childrenの子たちのリストがあって、
その中で私たちが歩いて訪問できるような場所にいる子たちをピックアップして、
その子たちのニーズ調査のためヒアリングに行きます。

ジェビーがHIV+の子供たちの一人一人の詳細がのったファイルを渡してくれて、
それを持って村へLet’s Go-! (・ω・)/=3
歩いて歩いてひたすらお日様の下、てくてくてく・・・


結構毎日この活動をしてたりするんだけど、
一番activeにヒアリング活動を行った
228日の話をします!


12:00 childlineofficeから歩いて、まずは近くのNUERSERY&PRIMARY SCHOOLへ。
黄ファイルにのってる女の子Sharifahを呼んで来てもらう。
ヒアリング項目は、こんな感じ↓

    What’s your name?
    Are you on drugs?
    How are you finding life after you discover your HIV+?
    What are some challenges you experienced in life?
    Is there any story you would like to tell us?
    What your dreams for the future?

HIV+の子の中には、なぜ自分が薬を飲まなきゃいけないのか理由を親から聞いておらず
分かっていない、という子も何人かいました。
自分がHIV+であることを知らないのです。

そして、薬を飲み続けるからには、たくさんの水の摂取が必要だし、
HIV+の子たちはほかの子供たちより病気に対する免疫力が弱いってことだから、
たくさんご飯を食べて、よく寝て、健康的に過ごさなければならないんだけど、
家が貧しくて給食費が払えないためご飯がもらえていなかったり、
水も持っていなかったりする子が多いのです。
これはほんとに危険な状況です。


多くの子が③の質問で
Finding life well.
と答えてくれていますが、
④の質問では、
No Lunch, no drinks,
no scholastic materials, no school fees,
no school uniform
という回答が本当に多いです。

どうしてHIV+の子供がいる家庭では、lunchdrinksも持っていなかったりするほど
貧しいのか?と疑問に思って、ジェビーに訪ねてみると
HIV+の子供は薬を飲み続けなければならないから、その薬代にお金がかかってしまうこと、
また、ウガンダの家庭では子供は510人と多いので、
その子がHIV+だと分かるとneglectされ、なけなしに扱われ、食事も水も十分に与えてもらえなくなるてそうです。

また、もともと貧しい家庭で、子供に将来を期待して産み、
その子供がHIV+でまた貧しくなってしまう・・というような悪循環もあると思います。

貧しい家庭ほどHIVの問題に悩まされてしまうという残酷な現実を目の当たりにしました・・・


話は戻りますが、
ヒアリングでは私たちが子供に英語で質問をし、
その子どもがまだ英語がわからないような年齢であればジェビーがガンダ語に訳して聞いてくれて、その答えをまた英語に訳して私たちに伝えてくれます。


HIV+の子供へのヒアリングが終わると、
わたしたちは子供たちにいくつかrecommendationを伝えます。
*ご飯をきちんと食べること
*薬を飲み続けること
*水をたくさん取ること
*寝るときは蚊帳を使い、よく眠ること
などです。

そしてそのあと、
いつもその子どもに「一番信頼している先生はだぁれ?」と尋ね、
その子が名前を出した先生を呼んできます。
そしてその先生に、
・この子がHIV+であること
・この子がchildlineproject下にあること。
・給食や水など特別なサポートが必要であること。
などを話します。


先生たちはいつも私たちが話し終わると、
「この子がHIV+であることや、貧しい家庭状況などを全く知らなかった。
知らせてくれてありがとう。できる限りのサポートをします。」
と言ってくれます。

ヒアリング活動をしていて思うのですが、
大体の先生は生徒一人一人の家庭状況など詳しいことまでは知りません。
ましてや、その子がHIV+であることを知らなかったという先生がほとんどです。

だからこそ、この活動は先生にHIV+である生徒の情報を伝え、協力を得て、その子どもたちをサポートしてもらうためにとても重要な活動であるなぁ、と思ってます。
この活動を始め、先生たちに熱心に話しているジェビーの様子を見ていると、
(ジェビーっていつも1時間ぐらい遅刻ばっかりするけど、NGOの活動に一生懸命で子供たちのことを第一に考えていて、労力を惜しまない、すごいなぁ…)ってすごく思います。





この日は、次に1時間ぐらい歩いて、村の中にある小さな家を訪れました。

おばあさんと24歳ぐらいの子どもが一緒に住んでいました。
この4歳の子供がHIV+なのです。
ヒアリングでは、この子はまだ答えられないので代わりにおばあさんが答えてくれました。

家と言っても何もなく、狭くて衛生も心配な感じです。
私たちは椅子に座らせてもらっているけど、おばあさんと子供たちは地べたに敷物をひいて座っています。
そしてこの家には蚊帳がないそうです。
この子は、痛みがひどいときが多いと言っていて、
まだこんな小さな子供なのに・・・と辛くなりました。

この日、またもう一つ別の小学校に行き、そこに通っている子供でHIV+である子にヒアリングをして、この日のヒアリング活動は終わりました。


ヒアリング活動をしている中で、
リストに載っている子供のいる家へ電話をかけアポを取ろうとすると、
その子は数か月前に亡くなった
と聞かされた時もありました…

そのお母さんのいるところへ訪問し、その子のことについてchildlineでサポートしようとしていたことを話すと、お母さんは泣き出してしまいました。
大切な子供をなくす親の気持ち…
私まで涙が出そうになるのをこらえました。
つらいと思う。私なんかが想像できないほど、すごくすごく辛いと思う…
ファイルの中に載っていた子供の写真を見て、泣きじゃくるお母さん。
その姿を見ているだけでも辛かった…
HIVの恐ろしさを、この時初めて実感しました。


また、このヒアリング活動をしていて
ジェビーが先生に話している間など、子供たちを待たせる時間があるので、
そんな時には折鶴をおってその子にプレゼントしたりしました。
「折鶴はね、日本で“平和”を象徴するものなんだよ。
君が健康に暮らしていけることを願ってるよ。」
と言い、願いを込めて・・
それまで突然のヒアリングに戸惑っていた様子だった子供たちが、
一瞬にして笑顔を見せてくれます(^^*

こうしてせっかくHIV+の子供たちに会いに回っているんだから、
今私にできることは
この子たちとの出会いを大切にして
少しでも元気と希望を与えること…
…なんじゃないかな、って思う。
だから、その一つとして出会った子どもたちに折鶴を配っていきたいな、って思いました。


 そして、こうして子供たちのニーズを知った後、
次に何をするかが大事だと思います。

このヒアリング活動で分かったことは、
多くの子どもたちは学校に行くための文房具を必要としているということでした。

そこで、私が思いついたのは、
帰国後に大学で報告会をしたり、中学・高校へ行って学校授業をしたりする機会があるので、
その時にこの活動の話をし、家で余っている文房具や寄付してくれる文房具があれば
学校に特設箱を置かせてもらい、生徒たちから集めたいと思いました。
そして集まった文房具をchildlineに送るのです!

この計画を思いついた理由は、

・私一人だけで寄付するのではなく、できるだけ多くの人たちを巻き込んで実行したい
→文房具を集める活動により中学生・高校生の中でボランティアやウガンダなどのアフリカの国々の問題に興味を持つ生徒たちが増えればいいな…

・日本には家庭などにも余っている文房具がたくさんあるので、それらを有効活用できる

・ウガンダの製品よりも日本の製品の方が実際、物持ちがいい

・もしウガンダの子供たちが日本から送られてきた文房具を使い始められれば、日本とのつながりを感じられるのではないか…


このようなメリット点を挙げたうえで、提案書を書いて
NGOのジェビーに話しました。

ジェビーはスムーズに受け入れてくれて、
とてもいい計画だと賛同してくれました(^^*)

日本に帰ってからやる仕事が一つきまりました!☆

今の気持ちを忘れずに、帰ってからも頑張ります(*^_^*)




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